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当会について

花火のルーツは、紀元6世紀頃に中国で発明された黒色火薬まで遡ります。その後シルクロードを通って中東、欧州に伝わり、日本には15世紀頃(室町時代頃)に欧州から伝わったと云われています。
欧州ではイタリアで盛んに花火が製造され、宗教行事や王室行事で花火が使われました。日本では江戸時代に徳川家と縁の深い愛知県、長野県、新潟県、秋田県、茨城県で花火が盛んに製造されました。技術面では、18世紀~19世紀頃に欧州で科学技術が発展し、塩素酸カリウムなどの新しい化合物を使った明るく光る花火が可能になり、色彩も豊かになりました。その後アルミニウムやマグネシウムなどを使った白色の花火や音響効果を組み合わせた花火が登場し、日本では落下傘付花火、型物、千輪、時間差花火など、落ち方や開き方、光り方に工夫を凝らした花火が登場しました。
そして現在、花火はデジタル技術を組み合わせた新たな段階に進化しています。多数の打ち上げ筒を点火装置とコンピューターに電気的に接続し、音楽に合わせて速射連発で打ち上げる劇場型のスターマイン(速射連発花火)が普及しています。1秒未満の単位で音楽と合わせ、打ち上げ角度、高さ、花火同士の組み合わせ、リズムなどを総合的に合わせて1つの劇を創るようなプログラミングが求められています。花火そのものの美しさに加えて、音楽、演出、プログラミングなどの力が合わさったとき、花火はもっと素晴らしい芸術になることでしょう。そのように考えて、花火のソフトウェア技術や、ソフトウェアで作るCGの花火(シミュレーション花火)に特化した団体として当会を立ち上げました。
私たちは下の3つを目標として活動しています。
皆さまのお力添えによって、花火が「花火芸術」という芸術の一分野になって進化し続けることを願っています。
シミュレーション花火協会発起人

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